バレー作品「ボレロ」
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今回は、バレー作品「ボレロ」について、です。
これで作品の紹介は最後です。色々と挙げたかったのですが、絞った結果のこととおもって下さい。
そして最後の作品として「ボレロ」を挙げたいと考えます。
ラヴェルが作曲したこの曲は、小太鼓ひとつのかすかな音から始まり、少しずつ楽器が加わっていきます。
まったく同じ3小説のリズムパターンが延々を繰り返されるのにもかかわらず、巧みなオーケストレーションは聞くものを高揚へと導きます。
大きなテーブルの中心に立った「メロディ」役のダンサーの手首だけにわずかなスポットがあたります。
まるで生きているかのように煽動し続ける手首、しなやかな手の動き。
曲が高揚していくにしたがい、テーブルを囲む群衆である「リズム」は次第にテーブルに近づき、メロディを渇望してテーブルを叩いたりしながら、メロディを見つめ続けます。
舞台は異様な雰囲気に包まれますが、曲の終わり(崩壊)とともに崩れ落ちます。
メロディには男性がなることも女性がなることもありますが、演じるにはベジャールの世界を完全に理解した素晴らしい資質が求められます。
男性ではジョルジュ・ドン、女性ではマイヤ・プリセツカヤやシルヴィ・ギエムが有名です。
ベジャールに演じることを許されたダンサーは、ほんの一握りです。
なかでもドンの長い手足を自在に使用した表現力は、一目見たら忘れられないと考えます。
教室の発表会で、ラストに持ってくる教室もあるようですが、力量が問われます。
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